アルブレヒト・デューラー 「築城論」注解
ドイツ・ルネサンス美術の創始者である巨匠デューラーが、当時ハンガリーを蹂躙したトルコ軍に対して強固な要塞を築城する必要から本書を刊行した。しかし単なる要塞の構築だけではなく、フィラレーテをはじめイタリアで様々に語られた「理想都市」構想を含むルネサンスの諸命題の系譜を探究するものとしても重要な、西洋美術史・建築史研究に必備の難解極まる文献の本邦初訳。
ドイツ語原本のテキストも収録。
著者:下村耕史
出版社:中央公論美術出版
サイズ:A4
ページ数:166
発行年:2013.06
