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白井晟一の伝統論と和室

セール価格 3,960円(税込)

白井晟一の建築の伝統に対する考えは、いかに変遷し、何を重視していたのか。

近年、建築デザインにおける「伝統」のあり方が注目されている。こうした現代の伝統理解の形成に大きな役割を果たしたのが、過去の「伝統論争」であり、1950年代の例では、丹下健三や白井晟一がその中心的な存在として捉えられてきた。

本書は、これまで注目されながら、学術的には手付かずであった白井晟一の伝統論と和室について、それらの特徴を客観的に明らかにするもの。

■目次

・はじめに

・第1部 白井晟一の伝統論

 第1章 白井の伝統論の展開と真意

 第2章 習書の活動の意味

 第3章 建築作品をめぐる言説と伝統論の関連

 第4章 白井の伝統論と「虚白庵」

・第2部 白井晟一の和室

 第5章 床の間の意匠

 第6章 付書院の意匠 桂離宮の影響に着目して

 第7章 天井の構成

著者:羽藤広輔

出版社:中央公論美術出版

サイズ:A5

ページ数:222

発行年:2021.01