
ル・コルビュジエ みずから語る生涯
ル・コルビュジェとは、何者であったのか-。
1965年8月16日-。ル・コルビュジエが世を去るわずか10日前の日付とともに最晩年の建築家自らが承認した伝記テクスト、原著刊行からおよそ半世紀を経て、待望の初訳。
本書は Jean Petitによる「Le Corbusier lui-meme, Editions Rousseau, 1970」の全訳であり、ル・コルビュジエ自身が承認した伝記としてきわめて特異な資料である。前半は、ル・コルビュジエの年譜、後半は各種資料やリストとなっている。年譜はル・コルビュジエ自身による回顧や手紙などを中心に編年体でまとめられている。
ル・コルビュジエの多岐にわたる精力的な活動が密接に絡み合いながら、一人の建築家の人生の記録として織りあげられているのが本書である。「訳者あとがき」より
■目次
・人物紹介
・年譜 1887-1965
家系と青少年時代 :1887-1906
形成期 : 1907-1912
新精神 : 1912-1922
建築をめざして : 1923-1925
建築と都市計画の連動 : 1926-1935
輝く都市 : 1936-1939
調和的照合と統合 : 1940-1953
ユニテ、倫理的かつ審美的 : 1954-1965
・理念と探究に関するキーワード
住むための機械
建築から都市計画へ
プロポーション、形態、色
・補足資料
ヒアリング、テキスト、挨拶、ジャーナリストへの応答
不利なまたは有利な証人、12の小さな発明
・コルビュ小語彙集
・ル・コルビュジエ関連記録:作品目録、資料、文献目録
・建築
・都市計画
・絵画
・ホーロー
・タペストリー
・彫刻
・家具
・展覧会
文献リスト、レコード資料、フィルム資料、栄誉
アトリエ ル・コルビュジエ所員(1922年以降)
・訳者あとがき
著者:ジャン・プティ、田路貴浩、松本裕
出版社:中央公論美術出版
サイズ:A5
ページ数:584
発行年:2021.03