
近世民家における意匠操作 見せかけ技法と寸法調整技法を通して
民家には素朴な美しさがある
人はそもそも民家のどこに美しさを感じているのだろうか
これまで体系的にまとめられてこなかった部材幅等の民家の寸法をまとめ、それを元に、見せかけの部材や寸法調整技法(特殊な部材計画や特殊な部材配置)によって民家の意匠を意図的にコントロールする「意匠操作」を分析。実例を挙げて分類するとともに、それらの意匠意図や、意匠のこだわりの度合いを明快に示す。
著者:坂井禎介
出版社:中央公論美術出版
サイズ:A5
ページ数:344
発行年:2022.12