
新装版 バウハウス叢書 12 デッサウのバウハウス建築
バウハウスがデッサウに移転する1925年からグロピウスが学長を辞する1928年までの3年間に、デッサウの地で建設されたバウハウス建築の作品集。
現在世界文化遺産に指定されているデッサウ期バウハウスを象徴する校舎とバウハウス親方の家のほか、テルテン住宅団地や公共職業安定所などの豊富な写真図版や図面資料とともに、それらの建築設計を一手に担ったグロピウスのコメンタリーが付される。
「すべての造形活動の最終目標は建築である」との理念を掲げ、形式に依存せずむしろ変動する形式の背後に生そのものの流れを追い求め、生き生きとした闘う共同体を志向したバウハウスの、ひとつの到達点が提示される。
新しき造形大学
「本書は、わたしの前にひらけていた、建物を建て、展開させ、共同で仕事をした豊穣なる時についての、ひとつの報告である。」
著者:ヴァルター・グロピウス、利光功
出版社:中央公論美術出版
サイズ:B5変
ページ数:234
発行年:2020.08