木材と文明
ヨーロッパは、文明の基礎である「木材」を利用するために、どのように森林、河川、農地、都市を管理してきたのか。王権、教会、製鉄、製塩、製材、造船、狩猟文化、都市建設から木材運搬のための河川管理まで、錯綜するヨーロッパ文明の発展を「木材」を軸に膨大な資料をもとに描き出す。
■目次
はじめに
第1章 歴史への木こり道
第2章 中世、そして、近世の曙 蕩尽と規制の間にあった木材資源
第3章 産業革命前夜 「木の時代」の絶頂と終焉
第4章 高度工業化時代 材料への変質と木材のルネッサンス
第5章 国境を越えて見る 西欧文化以外における木材と森の生業
著者:ヨアヒム・ラートカウ、山縣光晶
出版社:築地書館
サイズ:A5
ページ数:349
発行年:2013.12
