音楽の殿堂 東京文化会館ものがたり
敗戦から「奇蹟の音響」ホール完成までの人間ドラマ。
本書は、上野の森の「東京文化会館」創立50年記念誌である。
巻頭カラーグラビアに音楽写真家・木之下晃氏の撮った「名演奏家たちの瞬間」、第1部は東京文化会館ができるまでの人間ドラマに迫った「音楽の殿堂を造った人びと」、そして第2部には、各界の著名人の寄稿やインタビューなどを収録した「東京文化会館と私」、第3部には主要公演記録などが収録されている。
■内容
・巻頭カラーグラビア 写真家・木之下晃「名演奏家たちの瞬間」
・巻頭言 私はここで、美しく充実した時を過ごした 音楽評論家・吉田秀和
・第1部 「音楽の殿堂を造った人々」日本に本格的な音楽ホールが誕生
グラビア 秘蔵写真でみる東京文化会館
日本に本格的な音楽ホールが誕生/民間からの声で始まった
建設への試練/前川國男氏、設計に全力/姿を現した文化会館
・第2部 「東京文化会館と私」
東京文化会館よ、永遠に。 ピアニスト・中村紘子
演奏家と聴衆では「響き」の捉え方が違う 指揮者・外山雄三
劇場は夢を見ていただくために バレエダンサー・熊川哲也
「ムラ」なく「素直」な独自の音響効果 音楽評論家・高橋昭
世界最高の多目的ホール 写真家・木之下晃
ほか
・第3部 「時代を超えて」
私の「東京文化会館物語」 館長・大賀典雄
演奏かも聴衆も、音楽のイメージを「上野の音」で創った 元館長・遠山一行
著者:
出版社:東京新聞
サイズ:B4
ページ数:183
発行年:2011.03
