東山/京都風景論
京都・東山は日本有数の観光名所であり、古くから日本人の心のよりどころであった。美術史、建築史、茶道史、景観工学など多彩な切り口で東山を分析し、この風光明媚な景観の生成を紐解く。
■目次
・第1章 東山から考える‐景観論・風景論
・第2章 描かれた東山‐景観史と美術史の間で
・第3章 趣味世界としての東山‐東山でおこなわれた茶会をめぐって
・第4章 「背景」としての東山‐第四回内国勧業博覧会と平安遷都千百年紀年祭を通して
・第5章 守られた東山‐名勝保護政策をめぐって
・第6章 景観としての東山‐近代における神楽岡地域の再構成
・第7章 管理された東山‐近代の景観意識と森林施業
・第8章 東山をめぐる二つの価値観
・東山の議論から見えてくること
著者:加藤哲弘、中川理、並木誠士
出版社:昭和堂
サイズ:A5
ページ数:182
発行年:2006.05
