記憶表現論
記憶は風化するに任せるしかないのか。当事者に頼らずとも記憶を伝える方法はないのか。従来の記憶の伝え方に問題はなかったのか?。記憶をいかに伝えるかについて、映画、文学、音楽、写真など、8つの表現分野から論じる。
■目次
・序 記憶のアクチュアリティへ 笠原一人
・「映画」記憶のエコノミーに抗して 細見和之
・「文学」エチカ、地上の声 季村敏夫
・「音楽」コール&レスポンス、あるいは友愛の記憶 湊大尋
・「写真」受動としての写真 宮本隆司
・「美術」戦争が終って転々とするものについて 木下直之
・「展示」空間の中の時間 寺田匡宏
・「都市」環境ノイズエレメント 宮本佳明
・「建築」メモリアルを超えて 笠原一人
・あとがき 寺田匡宏
著者:笠原一人、寺田匡宏、他
出版社:昭和堂
サイズ:A5
ページ数:296
発行年:2009.03
