
多民族<居住>のダイナミズム マレーシアの社会開発と生活空間
多民族国家マレーシアにおける民族共住の動向を建築学の視点で描き出す。1990年と2010年代のフィールドワークをもとに、カンポン(村)、世界遺産都市、開発フロンティアの新都市、斜陽化する団地、新首都造営地など、開発により変貌する生活空間の20年間を論じる。
■目次
・第I部 進む開発と変貌する多民族社会
第1章 多民族社会における生活空間の変貌を捉えて
第2章 国土開発と国民生活の動向-1990~2010年代
・第II部 変貌する生活空間と多民族社会-1990~2010年代
第3章 村落-開発と伝統のはざまで
第4章 都心-再編される市街地と観光開発
第5章 周縁-継承されたフロンティア空間
第6章 郊外-落日の郊外団地と膨張する首都圏
・第III部 多民族〈共住〉のこれから
第7章 民族共存と生活空間の継承にむけて
著者:宇高雄志
出版社:昭和堂
サイズ:A4
ページ数:284
発行年:2017.02