イラスト図解 よくわかる構造力学
構造力学とは、建築物の安全性を確保する方法です。単純な構造の建築物であれば、その建築物にかかる力も単純になります。しかし、それがどれほど単純な構造であっても、それが建築物であるかぎり、自分自身の重さやその中に入る人や物の重さ、風や雪による力、地震による力などを考慮して設計しなければなりません。もしこれが、より複雑な構造をもつ、ホテルやマンション、超高層ビルなどの場合、確かに計算量は膨大になり、そのすべての計算を人の手で行うことは、事実上不可能となります。しかし、どれほど計算が複雑となろうとも、その基本となる考え方、すなわち構造力学はけして変わりません。本書はそんな構造計算を親しみやすいイラストと数多く図版を使って丁寧に解説しました。
■目次
第一章 構造力学の基本事項
第二章 トラス構造
第三章 片持ち梁
第四章 単純梁
第五章 断面二次モーメントと断面係数
第六章 ラーメン構造
第七章 座屈
第八章 極限解析
著者:市之瀬敏勝
出版社:ナツメ社
サイズ:A5
ページ数:215
発行年:2007.09
