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寺社の装飾彫刻 近畿編

セール価格 4,180円(税込)

シリーズ第5冊目。既刊の全国編、地域シリーズ・関東編上・下巻、中部編に続く今回は近畿編を刊行する。奈良・京都を中心に伝統と由緒ある寺社が集まる近畿地方。安土・桃山時代の傑作と江戸時代の傑作が共存する京都・滋賀・三重・和歌山・大阪・奈良・兵庫の100寺社の建築彫刻作品を約1000枚に及ぶ大小カラー写真で紹介する。

 この地方の特色は、奈良・平安時代からの有名な仏像や建物が多数あって、江戸時代の建築彫刻への関心が薄かったことである。しかし実際に探訪してみると、すばらしい作品が数多くあり、大隅流や立川流といった近世大工集団の仕事の基礎はすでにこの地方で造られていたような作例にそのルーツが辿れそうな場合がある。江戸幕府作事方に任命された最初の三人のうちの二人はこの地方の紀州根来出身の大工であり、彼らの建築技術と豊富な知識は次の時代の先駆けとなるものであった。

 本書では京都・西本願寺、和歌山・高野山を巻頭の口絵とし、7府県の傑作彫刻を紹介する。

著者:

出版社:日貿出版社

サイズ:B5変

ページ数:223

発行年:2013.09