温度荷重設計資料集
1993年に改定された「建築物荷重指針・同解説」の中で初めて一つの荷重として位置付けられた温度荷重であるが、設計者への資料としてはデータが不十分であった。2004年の「建築物荷重指針・同解説」の改定では、他の荷重との関係を考慮して外気温度、日射、地中温度などの温度変化の基本値を再現期間100年に相当する値年、観測データをもとに外気温の年変動・日変動、日射、地中温度、室内温度について資料としてまとめた。その後学会のパネルディスカッション等を通してより、計算式をより簡単に、数式解析を簡便に求められるように、工夫を重ねた。それによって、この設計資料集は、設計者が温度荷重に対する設計を行うために必要な設計フロー、温度条件、構造体温度の精算や略算法をまとめたものである。また、多くの設計例や参考資料を示すことによって温度荷重が建築に与える影響を明らかにしている。
著者:日本建築学会
出版社:日本建築学会
サイズ:A4
ページ数:114
発行年:2010.01
