コンクリートの品質管理指針 同解説 第3版

本指針は、JASS5の中からコンクリートの品質管理および試験・検査に関する部分を取りあげ、コンクリート工事を進めるに際して、主として施工者が守らなければならない事項について記したものである。2回目の改定となる今回の改訂作業では、コンクリートの種類および品質の分類、コンクリートの圧縮強度の検査、設備配管のためのスリーブをあと施工する際に鉄筋が切断されるなどの事象の問題化のため、コンクリート工事だけでなく、鉄筋工事、型枠工事、設備工事、仕上げ工事の進捗と品質管理との関連事項を記述、レディーミクストコンクリート工場の選定や性能の確認方法、かぶり厚さの検査の充実、スラッジ水や回収骨材の扱いの記述、管理方法の記述、各管理項目の試験・検査方法を表形式で規定するなどした。