
まちのようにキャンパスをつくり、キャンパスのようにまちをつかう
大学のキャンパスをデザインすることは、都市をデザインすることに非常に共通点があることと、そのように造られたキャンパスや周辺の地域は、私たちの生活の中で連続し、関係づけられながら利用されるべきであり、その中に、これからの大学と都市のサステイナブルな運営や経営の戦略があるのではないのかという提案。
■目次
序 キャンパス再生のデザインとは
1章 キャンパスデザインの系譜、「キャンパス」と「まち」の融合
1-1 キャンパスの発生と都市の系譜
1-2 キャンパスと大学町の形成史
1-3 キャンパスの拡大/縮小・新設/撤退と「まち」との関係
1-4 キャンパス再生に向けた新展開
1-5 キャンパスマスタープランの新たな視点
世界のキャンパスとまち1 ルーヴァン・ラ・ヌーヴ
2章 キャンパス再生のデザインコンセプト
2-1 キャンパスデザインのコンセプト
2-2 ティーチングからラーニングへ
2-3 サステイナブルキャンパス
2-4 都市の縮図としてのキャンパスの発展と更新
2-5 大学と地域の新たな関係
世界のキャンパスとまち2 ロンドン大学ゴールドスミス校
【世界のキャンパスとまち3 アアルト大学
3章 キャンパス再生のデザイン戦略
3-1 都市デザインとキャンパスデザイン
3-2 コモンを再生するキャンパスのリデザイン
3-3 キャンパスランドスケープ
3-4 ウォーカブルキャンパス
3-5 キャンパス建築における共有性と公開性
3-6 多様な主体のための連携の空間
3-7 生活環境としてのキャンパス
3-8 ゼロエネルギーキャンパスへの挑戦
世界のキャンパスとまち4 メルボルン王立工科大学
世界のキャンパスとまち5 ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ
4章 キャンパス再生のマネジメント
4-1 大学経営におけるキャンパスマネジメント
4-2 キャンパス空間のデザインマネジメント
4-3 プロジェクトマネジメント
4-4 多様な担い手による整備
4-5 維持管理からつかいこなしのマネジメントへ
4-6 キャンパスへの参加
4-7 まちへの参加
4-8 キャンパス再生のマネジメントを推進する評価の視点
世界のキャンパスとまち6 デルフト工科大学建築学部棟
世界のキャンパスとまち7 ポートランド州立大学
著者:
出版社:日本建築学会
サイズ:B5
ページ数:185
発行年:2020.03