
建築のチカラ 闘うトップランナー
日経アーキテクチュアにて特別講座「建築のチカラ」として連載した、建築界のトップランナー10人へのインタビュー全文を収録。
安藤忠雄や槇文彦、坂茂といった著名建築家から、大手ゼネコンのベテラン施工所長、海外で活躍する環境エンジニアや写真家などまで、各分野のプロフェッショナルが、何を考え、どんな困難を乗り越えたか。実プロジェクトを通じてこの10年の「闘い」の軌跡を描く。さらに、東日本大震災以降、自身や建築界はどう変わったか。また今後、建築づくりはどう変わっていくべきか。ベテランの伊東豊雄と、さらなる活躍が期待される乾久美子、建築家2人の対談を通してあぶりだす。
■目次
・part1 つなぐ
デザインの力で街と結ぶ
西沢立衛『街とつなぐ屋根に突破口』
槇文彦『都市に学び空間に「歓び」を』
・part2 育てる
街や景観をはぐくむ
内藤廣『地域の夢を「素景」に託す』
森ビル 辻慎吾『危機感を糧に街を育てる』
・part3 高める
技術や施工を究める
竹中工務店大阪本店 中野達男『職人の士気高め状況を一変』
アラップ 荻原廣高『風土の力を技術で生かす』
・part4 伝える
グローバル化を先導
田根剛『場所の記憶を未来に継ぐ』
鈴木久雄『新鮮な驚きを1枚に凝縮』
・part5 近づく
社会との距離を縮める
坂茂『「まず行動」で前例を覆す』
安藤忠雄『裏づけある暴走で予想を超える』
・特別対談
これからの建築を読む
伊東豊雄 VS 乾久美子『地域密着の建築に可能性』
著者:日経アーキテクチュア、森清、有岡三恵
出版社:日経BP
サイズ:A5
ページ数:352
発行年:2017.03