環境の時代と木造住宅
「エコ・マテリアル」として国産材、地域材が注目を集めている状況を追い風に、「地産地消」の木造住宅づくりに挑戦している全国各地の建築士の取り組み事例を紹介。「環境貢献度」を表す新たな指標を示し、大工・工務店との連携や消費者向けの情報発信方法なども含め、わが国の木造住宅の将来性と課題を浮き彫りにする。建築士会による建築士継続能力開発(CPD)制度認定教材。
■目次
・第1章 課題 編
座談会
なぜ今、地産地消の木造住宅なのか(第1部)
国産材の普及を阻む流通、設計、施工の壁とは
三澤文子、六車昭、和田善行、藤本昌也
木造住宅の7つの課題
木造住宅、復権への道筋
設計者は都市と山を結ぶデザインを
・第2章 実践 編
取り組み.1 広島
暮らし、森、家づくりを結ぶ緩やかなネットワーク
ひろしま木の家づくりのネットワーク 木の香る住宅工房
取り組み.2 静岡
「サロン」で育む時間をかけた家づくり
森とすまいの会
取り組み.3 長野
南信州のスギのブランド化を目指す
伊那谷の森で家をつくる会
取り組み.4 徳島
暮らしとともに成長する「サンゲンカク」の提案
UN建築研究所、木と家の会、とくしま山・すまい・まちネット
・第3章 提言 編
座談会
なぜ今、地産地消の木造住宅なのか(第2部)
住まい手にわかりやすく伝えるために
取り組み.5 研究
国産材の「環境貢献度」を示す指標「ウッドマイルズ」
ウッドマイルズ研究会
取り組み.6 検証
「説明できる」技術を学び、活用できる場を求めて
大工塾
インタビュー/地域材の活用と構造上の課題
材の特性を踏まえて構法を考えて欲しい
山辺豊彦
著者:日本建築士会連合会
出版社:日経BP社
サイズ:A5
ページ数:271
発行年:2009.03
