隈研吾 NA建築家シリーズ02
現代を代表する建築家の建築物と思考の変遷をたどるシリーズ書籍の第2弾。建築家・隈研吾の変遷を代表作品とインタビュー、対談、事務所ルポなどで綴る。問題作「M2」に至る批評活動や方法論、転機となった「広重」など主要プロジェクトを設計のアプローチごとにまとめ、「対談の名手」 と言われる一面を披露した特別対談も収録。建築作品だけではわからない隈研吾ワールドを存分にお楽しみいただける一冊。
■目次
・CHAPTER 1 批評からの出発
INTERVIEW 01「自分の道が分からず、もがき苦しんだ20代」
READING 01 隈研吾全著作クロニクル
READING 02 30代-隈研吾の戦略[1988年]
PROJECT 01 M2[1991年]
INTERVIEW 02「挑戦的デザインの背景には粛清ムードへの反発もある」[1992年]
・CHAPTER 2 地方都市と向き合う
PROJECT 02 梼原町地域交流施設(雲の上のホテル)[1994年]
PROJECT 03 亀老山展望台[1994年]
PROJECT 04 森舞台(登米町伝統芸能伝承館)[1996年]
PROJECT 05 北上川・運河交流館 水の洞窟[1999年]
PROJECT 06 宝積寺駅、ちょっ蔵広場[2008年]
PROJECT 07 下関市川棚温泉交流センター(川棚の杜)[2010年]
・CHAPTER 3 素材の再発見
PROJECT 08 水/ガラス[1995年]
PROJECT 09 川/フィルター(乙字亭)[1997年]
PROJECT 10 那珂川町馬頭広重美術館[2000年]
PROJECT 11 石の美術館[2000年]
INTERVIEW 03 「一つの素材を選ぶことで地元産業の再生もできる」
PROJECT 12 プラスチックハウス[2002年]
・DIALOGUE [特別対談] この人に聞きたい
妹島和世(建築家)「なるようになる 開き直りが海外では重要」
福岡伸一(分子生物学者)「建築も生物も流れているから生きている」
宮台真司(社会学者)「これからの都市に必要なのはボケとズレ」
・CHAPTER 4 歴史の継承と再生
PROJECT 13 陽の楽屋[2000年]
INTERVIEW 04 「新しく強い物質に対し、弱さをどうつけ加えるか」[2005年]
PROJECT 14 村井正誠記念美術館[2004年]
PROJECT 15 銀山温泉藤屋[2006年]
PROJECT 16 根津美術館[2009年]
・CHAPTER 5 再び都市へ、海外へ
PROJECT 17 ONE表参道[2003年]
PROJECT 18 エスコルテ青山[2004年]
PROJECT 19 戸畑C街区整備事業[2007年]
PROJECT 20 朝日放送(ほたるまちA街区)[2008年]
READING 03 隈事務所の海外プロジェクト
・CHAPTER 6 隈流発想術・設計方法
READING 04 建築家・隈研吾ができるまで
READING 05 私のベストディテール
INTERVIEW 04 「建築は環境を感じるためのインターフェースになっていく」
山梨知彦氏、貝島桃代氏との鼎談
READING 06 解剖-隈研吾事務所2008
READING 07 ティファニー銀座ビルに見る照明計画の技
READING 08 隈事務所のコンペ奮戦記
READING 09 1日密着で探る時間管理の極意
・隈研吾年譜
・スタッフリスト
・おわりに
・執筆者/記事掲載号
著者:日経アーキテクチュア
出版社:日経BP社
サイズ:B5
ページ数:303
発行年:2010.06
