内藤廣 NA建築家シリーズ03
現代を代表する建築家の建築物と思考の変遷をたどるシリーズ書籍の第3弾。本書は建築・土木分野を横断的に活動する建築家、内藤廣氏に関する日経アーキテクチュア創刊以来の記事を厳選し、書き下ろし記事を加えたもの。「海の博物館」から最新の「旭川駅」まで、内藤氏の主要作をすべて収録したほか、インタビューや特別対談も掲載した、同氏初の作品・インタビュー集。
■目次
・CHAPTER 1 「海博」まで(1950-1995年)
INTERVIEW 01 「37歳の時、建築を続けてもいいかなと初めて思った」
PROJECT 01 海の博物館・収蔵庫(1990年)
READING 01 海の博物館、発注者と建築家の25年
INTERVIEW 02 「建築システムという窓から社会や経済が見えてくる」
・CHAPTER 2 「牧野」まで(1996-2000年)
INTERVIEW 03 「今の時代の困難は仕事のあるなしと関係ない」
PROJECT 02 安曇野ちひろ美術館(1997年)
PROJECT 03 茨城県天心記念五浦美術館(1997年)
PROJECT 04 古河総合公園管理棟(1998年)
PROJECT 05 牧野富太郎記念館(1999年)
INTERVIEW 04 「本当に百年持たせるならば構造形式から見直すべき」
柏木浩一氏との対談
・CHAPTER 3 「益田」まで(2001-2005年)
PROJECT 06 倫理研究所富士高原研修所(2001年)
PROJECT 07 最上川ふるさと総合公園センターハウス(2001年)
PROJECT 08 ちひろ美術館・東京(2002年)
PROJECT 09 フォレスト益子(2002年)
PROJECT 10 みなとみらい線馬車道駅(2003年)
PROJECT 11 リバーリトリート雅楽倶ANNEX(2005年)
PROJECT 12 島根県芸術文化センター(2005年)
・DIALOGUE 特別対談
GUEST 01 施工は語る-加賀田正実氏+大川郁夫氏(ともに現場所長)
「建築は人間がつくる」という一番大切なこと
GUEST 02 構造を語る-岡村仁(構造家)
解析だけではない構造家の本当の役割
GUEST 03 住宅を語る-太田理加(元所員)
人と人がぶつかり合う住宅設計は「試練の場」
・CHAPTER 4 「土木」へ(2006年-)
INTERVIEW 05 「皮膜だけに頼った建築デザインは限界に」藤森照信氏との対談
PROJECT 13 日向市駅(2008年)
INTERVIEW 06 「土木を知って改めて感じた建築のゆがみ、個人主義」
PROJECT 14 高知駅(2009年)
PROJECT 15 虎屋京都店(2009年)
PROJECT 16 旭川駅(2010年)
・CHAPTER 5 設計手法・教育観
READING 02 内藤事務所のコスト管理術
INTERVIEW 07 「新たな技術と向き合って論理的に形を生む」遠藤勝勧氏との対談
READING 03 図面の上に描く内藤流スケッチ
READING 04 東大の10年間に見る教育観
・内藤廣年譜
・終わりに
・スタッフリスト/執筆者/記事掲載号
著者:日経アーキテクチュア
出版社:日経BP社
サイズ:B5
ページ数:303
発行年:2011.01
