ホーム 東日本大震災の教訓 都市・建築編 覆る建築の常識

東日本大震災の教訓 都市・建築編 覆る建築の常識

セール価格 3,300円(税込)

津波被害や非構造部材の落下、長周期地震動、液状化現象。東日本大震災が都市や建物に突き付けた「想定外」のリスクを、現地取材で得た被害情報を基に分析。復興や改修に当たって、災害に負けない都市・建築を構築するために欠かせない知恵を提示。

■目次

・フォトルポ

すべてを飲み込む津波被害/非構造部材のリスク露呈/旧耐震で甚大な構造被害/牙を剥く地盤/ままならぬ避難・帰宅

・被害が語る「建築」の課題と対策

津波

分析 対策はゼロからの出発/解説 津波避難ビルの指針/分析 RC造も基礎ごと横転/対策 大津波対策で指針作成へ/提言 想定外と総括してはいけない/提言 木を使うなら工夫を

・長周期地震動

分析 求められる耐震性の検証/分析 超高層の新たな問題/解説 大都市地盤の特性/対策 大地震から超高層を守る

・非構造部材

分析 繰り返された崩落/対策 軽い天井材で被害を防ぐ/対策 震災と制度改正で外壁に注目

・旧耐震

分析 遅かった耐震化の歩み/分析 耐震改修済みSRC造が大破/分析 杭を補修していても傾く/対策 補強の継続は力なり/対策 幹線沿いで診断を義務化/解説 耐震化率データ

・液状化

分析 宅地での対策が急務/分析 7メートル以内の地盤対策は効かず/分析 東京湾岸の液状化調査結果/対策 液状化対策の補助拡充/対策 液状化対策が効いたガラス建築

・盛土被害

分析 仙台の住宅地

・避難

分析 機能せぬ計画は再考を/分析 建物単体では機能は守れぬ/対策 BCPから踏み出す

・学会報告

分析 構造被害の全容が明らかに

・地震・津波の実像

1000年に1度の規模/加速度データや津波観測解説/浸水地図と浸水面積/観測体制の強化を図れ/全国の震度分布表と余震回数表

・あの有名建築は?

仙台メディアテーク/石ノ森漫画館/慶長使節船ミュージアム/北上川運河交流館/大船渡リアスホール/ビッグパレットふくしま/いわき市文化会館/その他有名建築/五十嵐太郎氏寄稿

・復旧・復興への道筋

都市計画 復興計画/建築確認 膨大な申請をこなす環境整備を/仮設住宅 被災地支援の設計提案続々/提言 仙台市長

著者:日経アーキテクチュア

出版社:日経BP社

サイズ:A4

ページ数:207

発行年:2011.06