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菊竹清訓巡礼

セール価格 2,420円(税込)

本書は時代を象徴する25の菊竹建築を、独自の分析とイラストでリポート。建築界の頂点に駆け上がった1950~60年代、銀行や商業建築に取り組んだ1970~80年代、新たな造形に挑んだ1990年代以降の3期に分け、時代順にリポート。さらに、未発表作も含めて、菊竹氏の全プロジェクトの現状を可能な限り調査。資料的価値も高い一冊。

■目次

・はじめに

・菊竹清訓プロフィル

・菊竹建築進化図

・chapter1 1950年代ー1960年代

スカイハウス 1958 ―正方形住宅の先駆け/出雲大社庁の舎 1963 ―寄り代」としての建築

館林市庁舎 1963 ―高層のキャンチレバー/東光園 1964 ―空に浮かぶ客室

都城市民会館 1966 ―「キメラ」としての建築/佐渡グランドホテル 1967 ―明日に架ける橋

岩手県立図書館 1967 ―山形アーチの連なり/島根県立図書館 1968 ―ジグザグ平面と怪物的な架構

萩市民館 1968 ―城下町に現れた「箱舟」/久留米市民会館 1969 ―暴れ川のほとりで

プロジェクト年表+現存調査1955-1969

・[写真を掲載したプロジェクト]

石橋文化センター美術館 1956 /梅林寺ティーハウス 1958

島根県立博物館 1959 /石橋文化センター音楽堂 1963

浅川テラスハウス 1964 /徳雲寺納骨堂 1965

岩手県教育会館 1965 /松本伸理容室 1965

横浜駿河ビル 1966 /板橋区立板橋保育園 1967

・chapter2 1970年代ー1980年代

芹沢文学館 1970 ―肥大化した4本のコア/京都信用金庫 1971 ―コミュニティのための「傘」

火の山公園山頂展望施設、めかりパーキングエリア休憩施設、壇ノ浦パーキングエリア休憩施設 1973―眺望を演出する動線

黒石ほるぷ子ども館 1975 ―メタボリズムの子どもたち/アクアポリス 1975 ―海上都市の夢、水平線の彼方へ

西武大津ショッピングセンター 1976―避難階段を造形表現に/田部美術館 1979 ―「たたら」に由来する鉄の屋根

銀座テアトルビル 1987 ―波打つような外壁/川崎市市民ミュージアム 1988 ―低く丸いドーム屋根

プロジェクト年表+現存調査1970 -1989

・[写真を掲載したプロジェクト]

駿河銀行情報センター 1971/ベルナール・ビュフェ美術館 1973

井上靖文学館 1973/柴又帝釈天鳳翔会館 1973/パサディナハイツ 1974

萩市庁舎 1974/銀座ビル 1974/筑波研究学園都市松見公園 1976

西友河辺店 1980/出雲大社神殿 1981/軽井沢高輪美術館 1981

熊本県伝統工芸館 1982/京都信用金庫大津支店 1983

境港マリーナホテル 1985/川崎市総合教育センター 1985

弘前市社会福祉センター 1986/豊島区立千登世橋教育文化センター 1987

西武百貨店渋谷店LOFT館 1987/福岡市庁舎 1988/高崎市営住宅 東貝沢天水団地 1989

・chapter3 1990年代─2000年代

東名高速道路 海老名サービスエリア 1991 ―白と黒の長い壁/江戸東京博物館 1992 ―空虚なるモニュメント

大分県マリンカルチャーセンター 1992 ―陸に上がった大型客船/島根県立美術館 1998 ―ただひたすらに美しい屋根

九州国立博物館 2004 ―段状建築を覆う雲形/日本国際博覧会(愛・地球博)グローバル・ループ 2005 ―林の上を巡る空中回廊

プロジェクト年表+現存調査1990-2008

・[写真を掲載したプロジェクト]

赤坂レジデンシャルオフィス アンフィニ 1990/奈良公園館 1991

早稲田大学戸山キャンパス図書棟 1992/久留米市庁舎 1994

飯能くすの樹カントリー倶楽部 1995/江戸東京博物館休憩施設 1995

北九州メディアドーム 1998/昭和館 1998/吉野ヶ里歴史公園歴史センター 2000

日経印刷グラフィックガーデン 2008

・菊竹雪氏に聞く

スカイハウスの暮らし、父の言葉

・おわりに1(磯)

・おわりに2(宮沢)

著者:磯達雄、宮沢洋 イラスト、日経アーキテクチュア

出版社:日経BP社

サイズ:A4

ページ数:215

発行年:2012.12