こうすれば燃えにくい新しい木造建築 22のQ&Aと10の実例で学ぶ設計の心得
「公共建築物等木材利用促進法」がきっかけとなり、木造建築を求めるニーズが一気に高まってきた。本書では、国土交通省が公表した耐火木造の設計指針も含め、都市部で建設可能な「新しい木造」を解説する。
■目次
1.これで実現!都市木造の新発想10選
大阪木材仲買会館/野菜倶楽部 oto no ha Cafe
ハートホーム宮野新館/埼玉県東部地域振興ふれあい拠点施設
下馬の集合住宅/ミサワホーム静岡事務所ビル
山鹿市立山鹿小学校/オガールプラザ
高円寺の家/山鹿さくら湯
・column1 国交省の「木造建築技術先導事業」って?
2.防耐火・木材・構造 今さら聞けないQ&A22
・防耐火
どんな規模の建物まで木造で建てられる?
耐火性能のある木造建築って?
木造の耐火建築物ってどうやって設計するの?
建物の用途によって木造はどう制限される?
軸組みの主体構造を現しにできる耐火木造は?
筋交いは木材を現しにできるって本当?
大規模木造で耐火を回避する「別棟扱い」って?
準耐火木造の燃えしろ設計とは?
内装制限の仕上げ材は不燃材に限られる?
・木材
普通に入手できる構造用製材の寸法は?
特注寸法の製材は手軽に調達できる?
製材は集成材か判断の分かれ目は?
天然乾燥と人工乾燥どんな違いがある?
公共施設の地域材活用、知っておくべきことは?
木材を分離発注する利点と課題は?
公共施設で使う木材はJAS認定材が必須?
流通製材を駆使すれば大規模木造も安くできる?
・構造
木造の架構にはどんなタイプがある?
木造の設計は接合部が鍵を握る?
木質混構造にはどんな利点がある?
・column2 木造の設計者が足りない!
3.国交省指針に学ぶ 耐火木造お勧めディテール
ー官庁施設における木材耐火建築物の整備指針・資料編解説
耐火木造ケーススタディ/仕様の検討
耐火木造ケーススタディ「タイプA」「タイプB」「タイプC」
部位別詳細図
■国交省の耐火木造ディテール集を収録(解説付き)
著者:日経アーキテクチュア+松浦隆幸
出版社:日経BP社
サイズ:B5
ページ数:159
発行年:2014.03
