東照宮の近代 都市としての陽明門
「日光の山二東照宮の社アリ。其壮麗日本第一と称ス。」近代日本はどのようにして、自らの東照宮観を形成していったか。フランク・ロイド・ライト、アーネスト・サトウ、エドワード・モース、エミール・ギメ、ピエール・ロティ、そしてブルーノ・タウトも東照宮を見た。絶賛と拒絶の入り乱れたその評価の秘密とは何か。建築から日本美を問う力作。
■目次
・はじめに
・第1章 様々な疑問
・第2章 「壮麗」なる東照宮 明治初期
・第3章 「壮麗」めぐる葛藤 明治中期
・第4章 修復をめぐる議論 明治末期
・第5章 歴史としての寛永造替
・第6章 東照宮批判 昭和前期
・第7章 昭和の大修理 昭和後期
・第8章 東照宮の実像 東照宮の現在
・第9章 東照宮の近代 都市としての陽明門
著者:内田祥士
出版社:ぺりかん社
サイズ:A5
ページ数:340
発行年:2009.06
