ホーム 消された校舎 旭丘高校校舎建て替えてんまつ記

消された校舎 旭丘高校校舎建て替えてんまつ記

セール価格 1,650円(税込)

文化庁も「登録文化財」になると認めた校舎が、なぜ取り壊しに?愛知県立旭丘高校の校舎取り壊しに疑問を持った人々が、文化財保護だけでなく、スクラップ・アンド・ビルドの社会システムの打破を目指して展開した活動記録。

■目次

はじめに  西澤泰彦

第1章 貫かれた大ウソ  河村たかし

 暴挙/スタート/原風景/直感/焦燥

 免震工法/足を運ぶ/捨てる神ありゃ拾う神あり

 真実を知る/文化財/虚偽答弁

 教育の場で繰り広げられた、ウソと真実隠し

第2章 文化財としての校舎  西澤泰彦

 旭丘高校校舎の建築史的評価

第3章 旭丘高校校舎の再生を考える会  西澤泰彦

 設立総会―最初の試練/無責任な文書と発言

 活動の理念―環境問題としての校舎再生

 耐力度調査と登録文化財制度

 耐震診断の実施要求と登録文化財への申請

 校舎取り壊し禁止の仮処分申請/仮処分申請を却下

第4章 体制に与した同窓会  永井充

第5章 校舎を取り壊してはならない――裁判の経緯  平野保

 はじめに/裁判の概要(仮処分申請)/仮処分決定と運動に与えた影響

第6章 多様な活動の展開  西澤泰彦

 多様な活動の展開/情報の発信/運動を終えて

第7章 校舎建て替え問題に寄せて

 赤瀬川原平 旭丘高、校舎が映す歴史

 櫻井よしこ 愛知・旭丘高の伝統ある校舎を調査なしで壊す県教委の暴挙

 杉本裕明 古い校舎解体せず廃棄物の発生抑制

 小島敏郎 「学校保存」に英断を

 奥村峰造 旭丘高校の校舎を顧みて

 木下弓子 「旭丘高校校舎の再生を考える会」にかかわって

 わたなべしょうぞう 校舎問題とは、教育の問題

 近藤麻衣子 それでも改修がよかった

 建築再生デザイン会議(中村享一、荒巻利男、岡田昌治)

  旭丘高校校舎再生計画

 伊藤寛―旭丘高校と豊郷小学校問題

・活動年表

・編集後記 永井充

著者:

出版社:風媒社

サイズ:四六

ページ数:262

発行年:2005.10