アーバンデザインセンター 開かれたまちづくりの場
新しいまちづくりの方法である「アーバンデザインセンター」は、①連携による空間計画 ②専門家の主導 ③拠点と見える化 の3つの資質からなる「まちづくりの場」と定義されている。本書は、論考や事例を通しアーバンデザインセンター方式によるまちづくりへの理解に役立つ。
■目次
・序章 アーバンデザインセンターとは その源流と定義
・第I部 連携による空間計画
第1章 新しい公共体 自治体行政の拡大
産官学連携の大都市圏コンソーシアム ビルバオ・メトロポリ 30(スペイン)ほか
第2章 まちづくりセンター 参加と支援の体系化
公社型まちづくりセンター 練馬まちづくりセンター(東京都練馬区) ほか
第3章 エリアマネジメント 都市と地区の自律と協働
建築更新にともなう都心商業業務地の経営
天神明治通り地区(福岡県福岡市)ほか
・第II部 専門家の主導
第4章 アーバンデザインの技術 ビジョンとマネジメント
アーバンデザインの復興と受け皿
イギリス建築都市環境委員会とアーキテクチャーセンター
第5章 大学の貢献 学識と触媒作用
まちなかサテライト研究室 錦二丁目長者町 まちの会所
(愛知県名古屋市)ほか
第6章 自治体の職能開発 都市デザイン行政の進化に向けて
自治体首長の都市デザイン研修の場 都市デザイン市長協会(アメリカ)
・第III部 拠点と見える化
第7章 文化発信拠点 建築都市を文化として伝える
都市の多面性を問う 「批評の場」バルセロナCCCB(スペイン)ほか
第8章 市民交流拠点 知・論・行を交わす
都市情報と市民議論 パヴィヨン・ド・ラルスナル(フランス・パリ市)
第9章 都市再生拠点 都市の発動体
文化創造拠点と界隈形成1 バンカート(神奈川県横浜市)
・第IV部 アーバンデザインセンターの実践
第10章 柏の葉アーバンデザインセンター 公民学連携・都市開発連動型
市民活動とネットワーク まちのクラブ活動
第11章 田村地域デザインセンター 地方小都市・自治体主導型
第12章 郡山アーバンデザインセンター 地方中核都市・地元NPO型
アーバンデザインセンターの着想 異質・居能のフラットな有機体
アーバンデザインセンターの展望 モデルからネットワークへ
著者:アーバンデザインセンター研究会
出版社:理工図書
サイズ:B5
ページ数:223
発行年:2012.09
