[民藝]のレッスン つたなさの技法
モノに囲まれた時代に注ぐ、まなざしのあり方とは?
20世紀のはじめ、社会と芸術のあり方を一新すべく、柳宗悦らによって展開された民藝運動。本書では、建築家、料理研究家、デザイナー、哲学者、陶芸家など、様々なジャンルで活躍する執筆者たちが、民藝の「思想」と「実践」を、現代的な視点から明らかにしていく。
■目次
Introduction
・つたなさの技法 (鞍田崇)
Discussion
民藝は私たちに何をもたらすか?(中沢新一×鞍田崇)
いま、民藝という「灯台」が照らし出すものを見据える
Basic Work
・民藝の思想とは何か?(鞍田崇)
・Expanded Work1
民藝を「実証」する(多々納真・橋本和美・服部滋樹・高橋理子・長尾智子)
Expanded Work2
・「再解釈」される民藝 (塚本由晴・西野華子・新見隆・濱田琢司)
ふるまいの美学―民藝と住空間
二〇世紀を越えて―民藝と「物の時代」
職人技を越えた美学―民藝とモダン・プリミティブ
クリエイティブツーリズム―民藝とローカリティ
Style
・民藝にまつわるスタイル16
(鞍田崇・岩井美恵子・諸山正則・鈴木禎宏・森谷美保・白鳥誠一郎・杉浦美紀
濱田琢司・森孝一・新見隆)
柳宗悦/濱田庄司/河井寛次郎/バーナード・リーチ/富本憲吉/芹沢銈介
黒田辰秋/吉田璋也/青山二郎/白洲正子/シャルロット・ペリアン
チャールズ・イームズ/イサム・ノグチ/ルーシー・リー/剣持勇/柳宗理
History
・<民藝>の歴史(鈴木禎宏)
・民藝をめぐる11の質問
(服部滋樹・濱田琢司・橋本和美・塚本由晴・新見隆・多々納真)
今のプロダクトデザインにも民藝の精神は生きていますか?
民藝はアートですか?
自分の「眼の力」に自信を持つにはどうすればいいですか?
柳宗悦の「眼」が一番正しいのですか?
民藝運動って西洋近代化への抵抗だったって本当ですか?ほか
著者:鞍田崇+編集部
出版社:フィルムアート社
サイズ:四六
ページ数:205
発行年:2012.01
