人工地獄 現代アートと観客の政治学
アートと社会の関係性はいかに変化してきたか?
芸術史において見逃されてきた「参加」の系譜をアクロバティックに再編集し、現代アートの動向を批判的に読解する。
・本書で言及される理論家(一部)
アドルノ、マルクス、ボードリヤール、ベンヤミン、ラカン、マクルーハン、ジャック・ランシエール、レヴィ=ストロース、T・J・クラーク、ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ、スーザン・ソンタグ、スラヴォイ・ジジェク、ハル・フォスター、ハンス・ウルリヒ・オブリスト、ロザリンド・クラウス、ニコラ・ブリオー、ボリス・グロイス、グラント・ケスターetc
■目次
・序論
・第一章 社会的転回:コラボレーションとその居心地の悪さ
・第二章 人工地獄(アーティフィシャル・ヘルズ):歴史的前衛
・第三章 私は参加する、君は参加する、彼は参加する・・
・第四章 明示された社会のサディズム
・第五章 社会主義の内にある社会性
・第六章 附帯の人々:芸術家斡旋グループとコミュニティ・アート
・第七章 旧西側体制(フォーマー・ウェスト)
・第八章 委任されたパフォーマンス:外部に委ねられる真正性
・第九章 教育におけるプロジェクト
:「いかに芸術作品であるかのように、授業を生きさせるか」
・結論
1.梯子とコンテナ
2.参加の終焉=目的
著者:クレア・ビショップ、大森俊克
出版社:フィルムアート
サイズ:A5
ページ数:535
発行年:2016.05
