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ラディカント グローバリゼーションの美学に向けて

セール価格 2,860円(税込)

イメージやモノが氾濫し、群島化した世界にふさわしい「オルターモダニティ」とは?

翻訳の思考を通して現代の美術批評を素描する。

今日の旅する人(ホモ・ウィアートル)としてのアーティストたち・・。

時空間のなかを浮遊しながら根を伸ばし張りなおしていくような、その「ラディカント」的実践の分析から、文化や想像力の標準化に抗するしなやかな美学が浮かびあがる。

「関係性の美学」を提唱したキュレーター、ニコラ・ブリオーの著書、待望の初邦訳!

■目次

まえがき

序論

第一部 オルターモダニティ

1 根 ポストモダン理性批判

2 ラディカルとラディカント

3 ヴィクトル・セガレンと二一世紀のクレオール

第二部 ラディカントの美学

1 美学的不安定性と放浪する形態

2 形態゠行程

3 移転

第三部 航海論

1 文化的な雨のなか(ルイ・アルチュセール、マルセル・デュシャン、芸術的形態の使用)

2 芸術的集産主義(コレクティヴィズム)と道筋の生産と道筋の生産

ポスト・ポスト、あるいはオルターモダンの時代

訳者あとがき

著者:ニコラ・ブリオー、武田宙也

出版社:フィルムアート社

サイズ:四六

ページ数:296

発行年:2022.01