
虚像培養芸術論 アートとテレビジョンの想像力
1960年代、テレビジョンの想像力=「虚像」がアートを起動した。
磯崎新は都市デザインを虚業と称し、横尾忠則は虚像となり、高松次郎は影を演じた。今野勉はテレビの日常性を主張し、東野芳明は「テレビ環境論」を書いた。マスメディアの想像力を分母に、現代を逆照射する戦後日本芸術論。
■目次
・プロローグ テレビをつける
・第一部 虚像培養国誌
・第二部 磯崎新論 出来事(ハプニング)の編纂(アーキテクチヤ)
・第三部 アートとテレビジョンの想像力
・エピローグ:ゼロ地点から向かいます 放蕩娘たちのストリーク
あとがき
著者:松井茂
出版社:フィルムアート社
サイズ:四六
ページ数:312
発行年:2021.03