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庭のかたちが生まれるとき 庭園の詩学と庭師の知恵

セール価格 2,860円(税込)

徹底的に庭を見よ!

作庭現場のフィールドワークから、庭の造形を考え、庭師の生態を観察し、庭のなりたちを記述していく、新感覚の庭園論がここに誕生!

庭師であり美学者でもあるというユニークなバックグラウンドを持つ注目の研究者・山内朋樹の待望の初単著。

庭を見るとき、わたしたちはなにを見ているのか?

庭をつくるとき、庭師たちはなにをしているのか?

そもそも、庭のかたちはなぜこうなっているのか?

本書は庭師であり美学研究者でもある山内朋樹が、

京都福知山の観音寺を訪ね、その大聖院庭園作庭工事のフィールドワークをもとに、庭のつくられ方を記録した「令和・作庭記」である。

庭について、石組について、植栽について、空間について、流れについて、部分と全体について……

制作のプロセスを徹底的に観察するとともに、その造形(かたち・構造)の論理を分析し、「制作されるもの」と「制作するもの」の間に起きていることを思考する。ミクロの視点で時間軸を引き伸ばしながら、かたちが生まれるその瞬間を丹念に解読していく、他に類を見ない新しい「制作論」。

本書を読んだ後には、これまで見ていた庭や、木々や、石や、そして景色の見え方が変わって見える!

著者:山内朋樹

出版社:フィルムアート社

サイズ:四六判

ページ数:381

発行年:2023.08