草家 韓国の人々の暮らしとかたち
韓国にも日本と同じく藁葺き屋根の民家があり、それを草家と呼ぶ。韓国の厳しい冬と酷暑の夏を守ってきた。なだらかなかたちの屋根が一つ所に集まって村になった姿は自然と親しみが湧いて、なぜかしら郷愁を誘われる。近代化のなかで、消えゆく最後の草家を撮り歩いた一人の写真家がいた。お陰でこの写真集がある。ここには草屋根の下で送る暮らしと家に祭る神、庭や井戸に住む神など韓国の人と家と生活が濃密に記録されている。
■目次
・写真 黄憲萬
原型/生/神様
・The Culture of Choga
・草屋の仕組み 金鴻植
・民族の生活様式と「悲しい近代化」消えてゆく草屋に送る言葉 朴泰洵
・草屋の儀式、その信仰と奉祀の世界 林在海
・写真作家の文
著者:
出版社:ワールドフォトプレス
サイズ:B5
ページ数:237
発行年:2006.09
