建築雑誌 2008年01月号 特集 『建築雑誌』は必要か?
編集委員長に五十嵐太郎氏を迎え、執筆陣も新たにリニューアルした「建築雑誌」。新体制第1号の特集は「『建築雑誌』は必要か?」と題し、『建築雑誌』の問題と可能性を論じる。
目次
■年頭所感 「建築」への責任と誇り 斎藤公男
■コラム 変わるもの、変わらないもの 林昌二
■特集 『建築雑誌』は必要か?
・I 巻頭言 会員の声 雑誌データ
・II 歴代編集委員長の記憶に残る特集と『建築雑誌』の意義
松村秀一 私にとっての『建築雑誌』の意義/岩田衛 『建築雑誌』の意義 時代の情報をつくり、将来に残す/布野修司 未来の読者は無数/若山滋 『建築雑誌』という建築雑誌は必要か・失敗した企て/藤森照信 進む建築、どうする学会/鈴木博之 24冊の背表紙/渡辺武信 専門分野に橋を架ける 学会機関誌の使命/船越徹 読まれる「機関誌」を創る 多角的debateをキーワードに
・III 編集者の考える建築雑誌
植田実 読者は全員寄稿者/中谷正人 作者と編集者が雑誌をつくる/内野正樹 もっと、「思考」を!/藤崎圭一郎 建築ブームを仕掛けた雑誌のビジネスモデル
・IV 他の学会誌のとりくみ
土木学会 『土木学会誌』編集委員会委員長インタビュー 天野玲子/日本デザイン学会 日本デザイン学会「特集号」について 工藤卓/社会臨床学会 学会「誌」の問題と学会の「志」問題 平井秀典/他学会誌レビュー 田島喜美恵・藤村龍至
・建築雑誌ジャック Round About Journal
五十嵐太郎インタビュー
・V 編集委員会の指針
ブーメランのつぶやき/メールによる編集委員のダイアローグ
■連載
・海外に学び日本に学ぶ
異邦で知る単純な言葉の強さ マリオ・ボッタ事務所 古谷誠章
・学会発
「かんかんがくがく作品」を求む 建築デザイン発表会早わかり
■特集 建築学会作品賞を問う 京都迎賓館をめぐる「和」の再評価
・I 敗北ルポ 第一の敗北・第二の敗北・第三の敗北
・II 京都ルポ 現代の「和」とどう格闘するか
守山久子/山本良介・若林広幸・岸和郎・中村安奈・神野太陽
・III 解説 建築家はなぜ賞をめざすのか 細野透
■連載
・ヒト
建築家「藤本壮介」
・建築ロゴス再考
ローカリティ 大田省一
・テクノロジーの眼
H2O 200μ 生命を守る水滴の夢
・建築学鳥瞰
「新構造」時代 川口健一
・建築みやげ・建築グッズ
みやげものは思考の引き金 曽我部昌史
・編集室
カラーパス効果
著者:
出版社:日本建築学会
サイズ:A4
ページ数:152
発行年:2008.01
