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マンションポエム東京論

セール価格 2,970円(税込)

東京はポエムでできている。

空と緑の都市に咲くあだ花か、アーバンライフの幻想か。

マンション広告のコピーに託された[東京]の正体を読む。

「本の雑誌」連載および「手のひら1」掲載「マンションポエム東京論」、「手のひら2」掲載「どこまで東京?」を全面改稿、書き下ろしを大幅に加え、再構成。

■目次

・はじめに

・第一章 マンションポエムとは何か

1 マンションポエムは何を「隠して」いるか

2 マンションポエムの文法的特徴

3 マンションポエムはいつからあるか

4 タレント起用と埋立地開発

・第二章 消費財化する街

1 街のスペックと序列

2 住民は街の「お客様」になる

3 「緑」とポエムの「フラットさ」

4 恋愛とポピュラーソング、結婚とマンションポエム

5 マンションポエムに残るバブル

・第三章 マンションポエムと鉄道

1 吊革につかまって都市を把握する

2 東京は「田んぼ」

3 どこまで東京?

4 マンションポエムは「電車住宅」を目指す

・第四章 垂直に伸びた郊外

1 聳え立つ「裏面」

2 垂直に伸びた郊外

3 武蔵小杉のタワーマンションに住む鴨長明

4 超高層住宅住民への「怖れ」

5 ポエムが隠す「うたかた性」

6「世界は自由に想像できる。」

・あとがき

著者:大山顕

出版社:本の雑誌社

サイズ:A5

ページ数:344

発行年:2025.06