建築革命 偽装を超えて「安全」で「美しい」まちへ
建築構造の耐震偽装。今回のような衝撃的な事件が起きても、誰も動かない。これは国だけでなく、国民の側の「罪」でもある。本書は、政府の法改正に対抗すべく、現在の建築確認制を建築許可制に、建築士を職能者に変えよ、と主張するものである。この改正なくしては第二の姉歯を阻止できないばかりではなく、日本の都市を安全で美しいものにするという国民の悲願は到底達成できない。この改正は、都市に「革命」を起こすだろう。
■目次
・序章 何も変わらない
・第1章 民間開放 それが問題だ 五十嵐敬喜
・第2章 巨額の利益を生むからくり 日置雅晴
・第3章 建築界は? 荘司和樹
・第4章 「私たちの提案 その1」建築士からプロの建築家へ
・コラム 脱入札宣言 河野進
・第5章 「私たちの提案 その2」建築確認から建築許可へ
・コラム 情報公開と市民のチェック 稲垣道子
・第6章 美しい都市が生まれる
・あとがき
著者:五十嵐敬喜+耐震偽装から日本を建て直す会
出版社:建築ジャーナル
サイズ:B6
ページ数:263
発行年:2006.12
