
香山壽夫の炉辺談話 建築は人の心の共同の喜び
建築は何のためにあるのか、なぜ人は建築をつくるのか。
根源的な問いに、建築界の最高峰だからこそ、やさしく、シンプルに答える。絶好の建築入門書であり、実践者への指南書。幼い日の忘れえぬ原風景や、若き日のほろ苦い思い出と放浪、建築に向かうときの手さぐりと喜び。全六話と建築問答で、そのすべてが語られる。
■目次
第一話 人の心の共同の喜び
第二話 大空の下、大地の上に立つ ―屋根と床の話
第三話 私とあなたを共に包む ―部屋と壁の話
第四話 建築は開き、かつ閉じる ―窓と門の話
第五話 光は空間をつくり、その内に人は住む ―光と影と闇の話
第六話 建築は人と人を結び、時と時をつなぐ ―保存と町並みの話
炉辺問答・大団円
栞 ―建築家会館と「金曜の会」
著者:香山壽夫
出版社:建築ジャーナル
サイズ:四六
ページ数:255
発行年:2020.10