日本人の住まい方を愛しなさい
住まいの中に土間を取り戻そう!
日本人の住まい方の原像を探ると、近代の欧米かのなかで失ってしまった大切なものが見えてくる。かつて日本のどの家でも見受けられた土間のある台所は、実は環境と自然に結びついていて、合理的でエコロジカルな調理を可能にしていた。それに比べて、いまどきの「キッチン」と呼ばれるものの現状は生きるもととなる、食べるという行為を支える装置の役割を果たしているだろうか。日本、アジアの各地を訪ね歩き、食べ方、住まい方はいかにあるべきかを検証する。住まいの設計ひとつで生き方は違ってくると主張する著者が21世紀の日本人に緊急提案する「新日本型」住まい方。
著者:山口昌伴
出版社:王国社
サイズ:195×135
ページ数:221
発行年:2002.09
