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磯崎新の思考力 建築家はどこに立っているか

セール価格 1,650円(税込)

9.11のテロ、東京と上海、万博、丹下健三の死と日本の国家像、フィリップ・ジョンソンの死とモダニズム、デリダの思想、アンビルト、パサージュ論・・・。「真に今日的な文化上の問題の所在は、さまざまな専門化された領域間の境界線上に発生している。」と語る磯崎新が折に触れ書き記した文章。1冊にまとめられることで現在進行形で建築家が考え続けている事柄が浮かび上がる。

■目次

・1

9月11日の後では、ユートピアを語ることができない/グラウンド・ゼロが冗長性を増加させる?/都市東京はどう変わっていくのか 聞き手・松葉一清/首都移転 志なく動機も見えず/分裂と逸脱の彼方へ 聞き手・ヤノベケンジ

・2

弔辞 丹下健三先生/描き続けた国家の肖像/戦後モダニズム建築の軌跡・丹下健三とその時代 聞き手・藤森照信/隠者という批評

・3

二年早かった訃報/われアルカディアにありき/アルジェからの旅立ち/ポモ デコン/スーザン・ソンタグの語らない声を聞きたかった/「水俣メモリアル」のこと/空にむかって、叫べ/アンビルト ビルト

・4

この時代にこそ、ロースは語られるべきである/スタンダール・シンドローム/都市のみる夢

著者:磯崎新

出版社:王国社

サイズ:四六

ページ数:237

発行年:2005.12