ちょっと昔の道具から見なおす住まい方
日本の家は畳、障子、襖など取替え可能な建具で構成され、台所には土間、座敷には床の間があり、廊下や縁側を介して庭に開かれていた。衣食に関わる道具も、まな板、羽釜、すり蜂、米びつなど、それぞれが所を得て息づいていた。そうした昔の暮らしの場から現代の住まい方をきっかけをと、著者が自筆の画と文で映し出す全80余景。
■目次
・はじめに
・1 美味をうみだす道具だて
・2 ごりごりぐるぐるぺったらこ
・3 昔の道具はエコロジー
・4 食卓からみえる風景
・5 水の道、湯の道、身心調理術
・6 そうじ、せんたく、衣の道具
・7 住まいのしつらえ、時のながれ
・8 和のたたずまい、巧まざる仕かけ
・9 情に報いる手間ひまの効能
・10 地縁コミュニティーの生き方
・おわりに
著者:山口昌伴
出版社:王国社
サイズ:四六
ページ数:222
発行年:2008.10
