人の集まり方をデザインする
「日本盲導犬総合センター」「大多喜町役場」「工学院大学125周年記念総合教育棟」など、世評高い作品を生み出して
いる著者が、長年練り上げてきた思考と実践の全て。
「集合住宅や学校、美術館に限らず図書館や、あるいは小さな住宅であっても、それは人が集まるためにつくられる。そこに期待されるコミュニティや社会にとって最も相応しい人の集まり方のデザインとして構想されていくことは、建築の普遍的なテーマである。」(本分より)
■目次
I. 人の集まり方をデザインする
時間と空間を紡ぐこと
大多喜の重層する時間と空間 「冗長性」と「象徴性」
site specificからsite determinedへ 建築がその場所にできること
そこにしかない形式
II. 建築で何を学ぶのか
都市と均質空間
スポーツのルールと都市計画
不自由な柱
地図と自転車
モノで考える
住宅と都市 幸福な共犯関係に向けて
居住環境のための建築の形式はどう計画されるべきか
小さな家
III. 集合住宅にできること
厚みのある窓
新しい住宅に向けて
タテに住む
・建築家に何が可能か あとがきに代えて
著者:千葉学
出版社:王国社
サイズ:四六
ページ数:222
発行年:2015.08
