
建築人類学 読む・描く・造る
読み、描き、造ることから生まれる再帰的円環プロセスの可能性。生活のなかで住民によって身体化され、テクストとして社会に存在することで、独自に解釈される建築空間。再解釈された空間を読み直し、そこで得られた成果を住民と共有することで、再度新たな空間を造っていく。フィリピンの不法占拠地域の調査を通じて試みられる、建築人類学という挑戦。
■目次
・自省 人類学、住居、都市
・巡環 新たな知を生成する場
・占拠 棲むということ
・改善 セルフビルド
・解読 空間、人間、共同体
・協働 イメージを共有し場をつくる
・付録 国際建築設計競技と災害復旧プログラム
著者:牧野冬生
出版社:春風社
サイズ:A5
ページ数:304
発行年:2017.02