
19世紀パリ時間旅行 失われた街を求めて
仏文学者・鹿島茂エスプリの真骨頂19世紀パリを美術で巡るタイム・トラベル
芸術新潮連載「失われたパリの復元」をもとに、200点以上のビジュアル図版から、パリ史の中で最も衝撃的な「パリ大改造」前後を見つめる。
1853-70年、オスマン男爵によって着手された都市改造は別名「パリの外科手術」と言われ、ルーブル宮や新オペラ座の建設、改善された上下水道、街に光をもたらすガス灯の設置など、今日イメージされる「パリ」を形作りました。その激動の時代は、印象派をはじめとした画家たちの格好のテーマとなりました。風俗や景観を描いた絵画、当時の衣装、地図などの多様な作品から、匂い立つような花の都のノスタルジーをたどります。
著者:鹿島茂
出版社:青幻舎
サイズ:A4
ページ数:236
発行年:2017.05