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藤森照信のクラシック映画館

セール価格 2,750円(税込)

「映画黄金期」と呼ばれた昭和30年代には7000軒以上が存在していた映画館も、今や多くが消え、昔ながらの姿を留める館は100軒に満たない。本書では、世を風靡しながらも見過ごされてきた「映画館」の歴史を、藤森氏が丹念に掘り起こす。

浅草にはじまり、関東大震災後のバラックを経て、新宿(武蔵野館)、有楽町(日劇)へと爆発的拡大をとげ、大正期に全国へ広がった映画館はどのようにして作られたのか?地方にわずかに残る映画館の探訪記も含む、「娯楽の殿堂」の特異な奇跡。

■目次

・クラシック映画館への招待

 高田世界館、本宮映画劇場、旧八千代会館

 内子座、旭館

・映画館建築の歴史

 浅草六区にはじまる、大正期の映画館、昭和の映画館

・映画館で語る 藤森照信×本宮映画劇場・田村修司

 「映写機やフィルムが残っているなんてみんな思ってなかった」

 藤森照信×旭館・森秀夫

 「町を支えた産業が消えても、その産業が遺したものは遺っている」

・映写技師が歩いた「映画館東西」

著者:藤森照信、中馬聡

出版社:青幻舎

サイズ:A5

ページ数:230

発行年:2019.09