
太田喜二郎と藤井厚二 日本の光を追い求めた画家と建築家
近代京都の洋画家太田喜二郎の画業をたどる絵画40点、重要文化財「聴竹居」に代表される建築家藤井厚二の住宅5作を掲載。
大正・昭和の京都画壇で活躍した画家 太田喜二郎、京都 大山崎に究極の環境住宅「聴竹居」を設計した藤井厚二。京都帝国大学建築学科の同僚として出会った二人は、藤井による太田邸の設計などで交流を深めていった。絵画と建築というジャンルの垣根を超えて日本近代文化の一側面に光を当てる展覧会「太田喜二郎と藤井厚二」展の図録兼書籍。
新たに発見された、太田喜二郎の《サン・ピエール寺》、近年新潟大学に寄贈された代表作《赤い日傘》、太田と藤井の交流を伝える《寿月庵茶会絵巻》、藤井厚二による住宅建築5作品など、新発見の作品・建築をふまえて二人の活動を検証する。
著者:
出版社:青幻舎
サイズ:B5
ページ数:147
発行年:2019.05