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モビリティーズ 移動の社会学

セール価格 4,180円(税込)

社会科学の空間論的転回に次ぐ「移動論的転回」を世に問うジョン・アーリの節目をなす著。移動がもたらす社会的諸関係の変容に焦点を当て、社会科学の理論と方法の新たな地平を展望するとともに、移動に対する物神崇拝に異を唱える。

■目次

・第I部 モバイルな世界

 第1章 社会生活のモバイル化

 オン・ザ・ムーブ、さまざまな「移動」、システム

 第2章 「モバイル」な理論と方法

 モビリティーズ・パラダイム、ジンメルと移動

 複雑性、他の理論的な資源 定住主義

 流動性とノマド、移動する物質

 移民とディアスポラ、快感/可動性

 モバイルな方法論

 第3章 モビリティーズ・パラダイム

 新たなパラダイム、距離の隔たりに対処する

・第II部 移動とコミュニケーション

 第4章 踏みならされた道、舗装された道

 歩くこととその社会的世界、街路を歩く

 田園地方を散策する

 第5章 「公共」鉄道

 公共の場で動くこと、移動の機械化

 タイムテーブル、空間

 社交

 第6章 自動車と道路になじむ

 小史、自動車移動とその自己拡大

 自動車移動と時空間、居住性

 自動車の政治学

 第7章 飛行機で飛び回る

 おおまかな時代区分、リスクとシステム

 空港空間、グローバルな飛行線/逃走線

 第8章 つながる、想像する

 バーチャルな旅、想像による旅

 モバイル通信による旅

第III部 動き続ける社会とシステム

 第9章 天国の門、地獄の門

 シティズンシップと不平等、「アクセス」

 ネットワーク資本、結び-移動と自由

 第10章 ネットワーク

 スモール・ワールド

 イッツ・ア・スモール・ワールド―世間は狭い

 知っているということ、社会的ネットワーク

 第11章 人に会う

 なぜ会うのか?、対面で話す

 仕事の会合/ミーティング

 家族や友人と会うこと

 移動中のミーティング

 第12章 場所

 療養者にとっての情動の場、視覚による情動

 場所とネーション、グローバルな旅行と場所

 第13章 システムと暗い未来

 移動、未来

 自動車、気候、破局的惨事

 荒涼とした未来

著者:ジョン・アーリ、吉原直樹、伊藤嘉高

出版社:作品社

サイズ:A5

ページ数:493

発行年:2015.03