
ポストアーバン都市・地域論 スーパーメガリージョンを考えるために
世界中の都市と地域が、大きく変わり始めている。繁栄する巨大都市、一方で拡大する地域格差。グローバルな経済で相互につながった都市と地域にとっての課題と新たな解決法を、世界クラスの研究者たちを結集して論じる。リニア中央新幹線開通で国際的な「メガ都市」の形成が予測される、日本の近未来を予想する1冊。
■目次
第1部 空間変容と都市および地域の新たな地理
1 都市部の変容と都市の未来
2 分断された都市とパッチワーク・メトロポリス
3 エフェメラル・アーバニズム 極度の一時性を考える
4 ネットワークおよびフローのシステムとしての都市
5 ポストアーバン世界における都市-農村関係
6 再帰的新自由主義、都市デザインおよび再生機構
7 開放都市
第2部 都市化、知識経済、および社会構造化
8 腕力から頭脳へ ラストベルト、南部および南東部サンベルトの大都市
9 エンゲージメント・ギャップ アメリカの若者の社会移動と課外参加
10 急速な都市成長と公共空間の将来
11 台頭する中国の都市 グローバルな都市研究への影響
12 「ニュー・アーバン・ワールド」におけるデジタルプランニング・マーケティング・ツールとしてのアーバン・フェイスブック
13 地域の協調
14 商品か、それともコモンズか 知識、不平等、そして都市
第3部 ポスト・ポリティカル、ポストアーバン世界に現れ始めたカルチャー
15 新たなアーバン・パラダイムにむけて
16 都市のバーツ買い?
17 レジリエンスと公平性
18 区域の社会的多様性と大都市での分離
19 単独、連座、そして新種の集合体 ローマでの非公式アーバニズム
20 レジリエンスとデザイン
21 スマートで持続可能な未来のための共有型都市
著者:Hans Westlund・Tigran Haas、小林潔司、翻
出版社:ウェッジ
サイズ:四六
ページ数:403
発行年:2019.11