リジリエント・シティ 現代都市はいかに災害から回復するのか?
政治的・文化的背景の共有と都市の回復過程を俯瞰的に、大災害を大きな社会変動の転換点と捉える視点から分析、問題提起。遅々として進まない東日本大震災の復興、予測される大地震、大災害からの備えに大きな示唆を与える。
■目次
序章 都市は再び起こる
第1部 リジリエンスの物語
1章 発展させる 災害の物語と現代アメリカにおける楽観主義
2章 都市の終焉 ニューヨーク崩壊の過去と現在の物語
第2部 災害と復興の象徴的な次元
3章 愛国心とワシントンD.C.における米英戦争からの復興
4章 二重の復興 1945年以降のベルリンの再建
5章 ワルシャワ プロパガンダとしての復興
6章 遅れた回復 ゲルニカの断片化したリジリエンスを解読する
第3部 復興のポリティクス
7章 「地震に抵抗し、自らを救出せよ」1976年唐山の再建
8章 余波 1985年メキシコ・シティ地震と首都の変容
9章 原動力となる空地 ベイルートのダウンタウンの再建
10章 暴動のあと 1992年のトラウマからの10年にわたるロサンゼルスの再建
結論 リジリエンスの原理
著者:ローレンス・J・ベイルほか 編著山崎義人、田中正人、田口太郎、室崎千重
出版社:クリエイツかもがわ
サイズ:A5
ページ数:222
発行年:2014.01
