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図書館建築発展史 戦後のめざましい発展をもたらしたものは何か

セール価格 6,600円(税込)

1950年の図書館法の成立からめざましい転換を成し遂げた公共図書館。それにつれて大きく発展した図書館建築は、何を目指してどのように発展したのか。今後は何を目指すのか。

本書は、図書館建築の記録をたどり、実例を示しながら解説したもの。

造形的、空間的、技術的先進性など建築そのものの発展というよりも、図書館サービスの発展との相関のなかで、それを支え向上させる役割を担う建築が、どのように変化し発展してきたかを明らかにする。

■目次

・まえがき

・序章 図書館法成立前後

当時の状況/都県立3図書館/中央書庫型

・第1部 中小レポート以前 1955-1962年

当時の社会状況/当時の公共図書館の状況/施設委員会の発足とその活動

従来型の図書館建築/散発的な先進事例-閉架から開架へ/2つの到達点

当時の参考文献/第1部あとがき

・第2部 中小レポート以後の1960年代 1963-1971年

当時の状況/「中小レポート」・イギリスからの前川報告

施設委員会の研究成果・研究会/「1960年代の図書館建築戦略目標」

道標となったいくつかの図書館建築/いくつかの県立図書館

夜が白み始めたか

・第3部 百花斉放 1972年-1975年

当時の図書館界/東京都図書館復興政策(復興プロジェクト)

さまざまな図書館基本計画書/「1970年代前半の図書館建築戦略目標」

華々しく登場した公共図書館建築/コンピュータ化の兆し・ブックディテクション

第3部あとがき

・第4部 さまざまな展開 1970年代後半

当時の図書館界の状況/さまざまな図書館計画/設計界の状況

図書館サービスネットワークを望む声/「1970年代後半の図書館建築戦略目標」

さまざまな展開を見せた図書館建築/第4部あとがき

・第5部 これからの方向は? 1980年代

当時の状況/コンピュータ化/ネットワーク化への動き

複合ビルの中の図書館/さまざまな図書館計画書/「図書館建築戦略目標」

町村立図書館6例/本格的な図書館建築の出現/図書館建築を発展させるのは誰か

・付録

長岡市互尊文庫の建築計画書

新築図書館リスト

貸出し冊数の伸びグラフ(1970年~2003年)他

著者:西川馨

出版社:丸善

サイズ:A4

ページ数:291

発行年:2010.11