ミース、オーダー、黄金比 ミース・ファン・デル・ローエの建築理念を辿る
ほとんど論じられていないミースの建築理念としての「オーダー」を手掛かりに、ミースにまつわる謎に迫る。
■目次
・序章 冷徹な建築と生の開花
・第1章 建築家ミース誕生、アーヘンからベルリンへ
アーヘンからベルリン
ベルリンのメンター、パウルとベーレンス
・第2章 ミース、幾何学、黄金比:造形を支える隠れた幾何学
前衛雑誌「G」、1920年代前半の過激な発言
1920年代前半の革新的計画案にみられる幾何学と黄金比 ほか
・第3章 1926年の「大いなる理解」:時代から人間へ
1926年、ミース40歳、不惑の年の「大いなる理解」の意味
ミースの言葉の変化:「時代」から「人間の生のプロセス」へ、
「いかに」から「何を」へ ほか
・第4章 「全体」:人間、自然、建築をつなぐ
自然の登場と「全体」
1926年以前の作品:自然と無縁な五つの革新的計画案 ほか
・第5章 「オーダー」を求めて
生涯言及される「オーダー」
「オーダー」を求めて ほか
・第6章 ミースの建築理念としての「オーダー」と黄金比
黄金比と建築理念、「オーダー」との関係
イリノイ工科大学キャンパスの建築に探る「オーダー」と
黄金比の関係 ほか
・終章 ミース、オーダー、黄金比
著者:佐野潤一
出版社:丸善プラネット
サイズ:B5
ページ数:104
発行年:2015.04
