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都市へのテクスト/ディスクールの地図 ポストグローバル化社会の都市と空間

セール価格 2,750円(税込)

来るべきポスト・グローバル化社会へ向けて、都市が誕生してから現在、そして未来について語られてきたさまざまな都市論を概観・再考しながら、都市の全体を見通せる新たな視点の構築を試みる。

■目次

・はじめに

・序章 都市の可視化へ

 全体性への眼差しと都市へのテクスト

 都市の可視化へ/都市論の散逸/ディスクールの地図を携えて

・第1章 都市へのテクスト

 幼年期としての都市-都市の時代は始まったばかり

 都市の様相-都市は三つのサブシステムの統合系

 都鄙論と都市的生活様式

  -非農・無耕作への怖れが生み出したアーバニズム

 共同体としての都市-包摂と排除をめぐる都市のディスクール

 地域と都市-システムとしての地域と空間・社会・特性

 モダニティ・ポストモダニティの都市と空間

  -アンリ・ルフェーヴルとデヴィッド・ハーヴェイ

 時間-空間の圧縮と都市-グローバルとローカルの空間

 第三の都市の時代へ-有限性の果てと都市の様相

・第2章 都市空間のイメージ言語

 イメージ言語1 理想都市(IDEAL CITY)

  -ユートピア、一義性と多義性のはざまで

 イメージ言語2 イメージされる都市

  -永遠の砂漠とイメージアビリティ

 イメージ言語3 コンテクストと都市

  -記号・コード・コンテクスト

 イメージ言語4 移動と道行き

  -Affordance,Pass & Destination,Traveling,Intersection

 イメージ言語5 異質性としての「らしさ」

  -Amenity,Identity,Region,Context

 イメージ言語6 地域アイデンティティ

  -三次元マトリクスと政治の空間

 イメージ言語7 風土・風景・景観

  -主観・客観の弁証法的統一の可能性と風景論の行方

 イメージ言語8 イゾトピーとヘテロトピー

  -政治空間としての都市の同域と異域

・第3章 都市のある風景へ

 建築が書物であった時代-空間の読み手の喪失がもたらしたもの

 シカゴ、ソラリスの陽のもとに-モダニズムの生きた証としての都市

 セレニッシマ・ヴェネツィア

  -世界でも稀有な異域、そして究極のペデストリアン都市

 東京、都市のある風景へ

  -ポストグローバル化社会の歩く、そして住まう都市

・おわりに

著者:後藤伸一

出版社:建築資料研究社

サイズ:A5

ページ数:327

発行年:2011.06