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近代造園史

セール価格 2,530円(税込)

あらゆるものは、「歴史化」することを宿命とする。過去を蓄積することで、現在、そして未来へとつながっていくからである。それは「造園」においても同様であり、過去の造園を学ぶことで、未来の造園を開拓することこそ、「歴史方法論」としての造園史学の存在意義である。

本書は、明治維新後の文明開化により西欧の造園思潮を受容し、公園というあらたな造園空間を生み出し、また職能としての造園家、学問としての造園学が成立した「近代」に絞り、重要な造園史上の歴史的事実を取り上げつつ、数々の近代造園家を紹介する。現代造園のルーツとしての近代を理解することは、あらゆる意味で未来志向型の造園学に役立つであろう。

■目次

・芝公園

・日比谷公園:本多静六案、ほか5案

・明治神宮内苑平面図

・明治神宮外苑平面図

・無隣庵庭園

・旧古河邸庭園

・震災復興公園(浜町公園、元町公園)

・はしがき なぜ「近代造園史」なのか

・第1章 近代国家の誕生:

 洋風造園と造園学の黎明

・第2章 近代都市の形成:

 緑地の多様化と国立公園誕生

・第3章 造園の時代:

 都市と住まいの中の庭園

・第4章 近代から現代へ:

 欧米のモダニズム思潮

著者:粟野隆

出版社:建築資料研究社

サイズ:B5

ページ数:120

発行年:2018.08